きじを食す
きじの3色丼
材料 米/きじ肉(挽肉)/きじの里特製 きじ鍋のタレ(200cc)/卵(キジの卵<季節限定3月から6月>を使うと、よりおいしく召し上がれます。)/きざみのり/醤油/みりん/砂糖
レシピ
1.きじの里特製 きじ鍋のタレ(きじガラから贅沢にダシを取っています)、1(200cc)に対し水を2(400cc)の割合で米と一緒に炊く。
2.醤油、みりん、砂糖を混ぜた中にきじのひき肉を入れ、少し時間をおき、フライパンで炒める。
3.炊き上げたご飯の上にそぼろ、のり、錦糸玉子など色合いの良い物で盛り付ける。
きじの里特製 きじ鍋のタレ(きじガラから贅沢にダシを取っています)、1(200cc)に対し水を2(400cc)の割合で米と一緒に炊く。
きじ肉と栄養
協力:引佐赤十字病院 栄養課
1.蛋白質の多いローカロリー食品
雉肉は鶏肉とはかなり異なり、栄養価を比べてみても蛋白質が多く脂質が少なく、カロリーが鳥肉の半分くらいです。蛋白の多いローカロリー食品と言えます。また身体のエネルギー代謝に必要で外部から摂取しなければならないミネラル(特にリン・カリウム)を多く含んでいます。なおビタミン類は、野菜や穀物類と一緒に食べると、いっそうバランスのよい健康食品になります。
以下に鶏、牛、豚と主な成分を比較してみます。
肉100g当りの成分
4訂 日本食品標準成分表より 科学技術庁資源調査会編
2.必須アミノ酸が豊富なきじ肉
蛋白質は、食べ物として摂取すると腸で分解されアミノ酸として吸収されます。吸収された後体内で蛋白質やアミノ酸に再生成されます。
身体を構成する蛋白質のアミノ酸は約20種類ありますが、バリン・ロイシン・イソロイシン・スレオニン・メチオニン・フェニルアラニン・トリプトファン・リジン8種のアミノ酸は体内で作られないため、必須アミノ酸と言われ、食物からとる必要があります。
蛋白質の一日適正摂取量は60Kgの人で約60g(体重1kg当たり1.0~1.5g)です。多すぎても少なすぎてもいけません。蛋白質は身体の中で骨格を形成したり(骨や皮膚)、血液中に貯蔵されたり(アルブミン、カゼインなど)、また代謝・呼吸・ホルモン系・免疫系・運動機能(筋肉の収縮)などにおいて重要な働きをします。バランス良く蛋白質の食べることが大事です。
きじ肉は必須アミノ酸をすべて含むため、動物性蛋白としては良い食品と考えられます。